説教要旨

2015年11月29日
説教箇所 Ⅰコリント1551節、52                           エリヤ松田牧師 

ここは、携挙が行われる箇所です。携挙とは、奥義、取って置きの教えなのです。聖書は、これからやってくる時代のことをはっきりと書いています。イエス様が2000年前に来られて、十字架にかけられ、死んで三日目によみがえられ、40日間ぐらい弟子たちに現れて、オリーブ山で昇天されました。同じ有様でもう一度来られます。これを、再臨といいます。再臨されると、キリストが地上の王となられ、世界を治められます。再臨後、千年王国ができると書いてあります。キリストを王とし、クリスチャンが各地に派遣されキリストと共に治めるのです。その後、サタンが暴れますが、滅ぼされ、ここから神の国が地上に始まります。天から新しいエルサレムが下ってくるのです。ここからは、永遠です。千年王国の前の7年間、患難時代がやってきます。この時代にサタンが地上で猛威を振るいます。歴史上最も困難な時代がやってきます。前半だけで人類の二分の一が死ぬ時代です。ただし、神に信頼し、徹底して従うなら特別な守りがあると書かれています。恐れず、信頼して主に従ってください。患難時代の真中で、クリスチャンのある方々が死ぬことなく新しい体に変えられ天に引き上げられます=携挙が起こります。携挙に預かることのできるクリスチャンは大変幸いな方です。携挙は、クリスチャン全員ではなく、一部の方なのです。ここでイエス様は、携挙された方々を迎えに-空中に再臨されます。そして、また天に戻られます。このとき、復活=死者のよみがえりが起こるのです。新しい御霊の体にクリスチャンはよみがえるのです。

 復活に関して基本的なことを学びたいと思います。人間は、三層構造となっています。外は肉体、中に魂、中心に霊があります。イエス様を信じてない方は霊の部分が死んでいます。神を知り、本当の神の愛を知ることで、ポッカリ空いた穴は埋まるのです。人間はそうできていると聖書に書かれています。この世の人生を終えると、体、魂は無くなり霊の部分は天国へ迎えられます。体の復活が起こるとは、朽ちてしまった体が、御霊の体としてよみがえるということなのです。先に死んだクリスチャンは、御霊の体として復活し、携挙されたクリスチャンは御霊の体に瞬時に変えられて、共に携挙するのです。

 今日の聖書箇所から見ていくと、私たちが今生きているのは、地上の体であり、復活で与えられる体は天上の体であり、違うのです。天で戴く体は完成された栄光の状態に変えられているのです。「この世の子らは、めとったり、嫁いだり・・・」(ルカ20)とあるように、御霊の体に復活した後は、結婚関係はなくなるとあります。また「死ぬことができない」とあります。御霊の体に変えられたあかつきには死なないのです。地上再臨の時、反キリストに従う者たちがエルサレムを攻めると書かれています。が、窮地に立った時イエス様が再臨されるのです。その時すべての聖徒が来ると書いてありますので、御霊の体に変わった私たちも再臨するのです。空を飛び、壁をすり抜け、死なないのです。ここまで(空中再臨、)は、霊の状態で天国におり、携挙からは、新しく御霊の体に変わった状態で天国におり、再臨のとき、御霊の体で地上にやってくるのです。地上再臨の時、御霊に変えられた私たちは地上にいるのです。千年王国の時、神の国は永遠です。再臨の後、反キリストについた方々の中で生き残る方々がいます。千年王国にノンクリスチャンは血肉の体として生き残る人もいるのです。御霊の体に変わったクリスチャンと混在し、この中でノンクリスチャンが亡くなったり、イエス様を信じて天国に行ったりとかがおきてくるのです。神の国は永遠なのです。私たちの生涯は、どんなに長くても120年ぐらいです。今私たちが生きている時代は限られた時代なのです。限られた時間が重要な期間でもあります。地上生涯の中で神様が意味を持って、使命を与えておられるといっています。私たちは、地上に生きている間、神によって正しく歩む必要があります。この事柄の中で、私たちもやがて次の段階に移っていくのです。それを覚えつつ歩んでいきましょう