説教要旨

1月 3日

主日第二礼拝メッセージ】                        エリヤ松田牧師

使徒の働き7章17節~34節 

ここは、出エジプト記に書かれていることです。モーセはイスラエル人です。神様は、エジプトで奴隷となっていたイスラエル人を解放する器・リーダーとして召しだしたのです。神様から使命を受けたのです。今日のポイント1つ目は、クリスチャン一人ひとりに神様の計画があります。誰一人例外はありません。気付いている場合と、気付いていない場合があります。気付いてない場合は、日常生活の中で直面してくる色々な事柄に対応するために人生を費やす生活型の歩みとなります。必要なことですが、しかし、神にあって神の計画を進む人生は、生活に対応しつつ使命型の人生に変わるということが聖書からわかります。生活に対応しつつ、人生の中で本当にやらなければならない事、神様がやるように導かれたことに焦点を合わせて歩む人生があるのです。モーセは使命型で生きたのです。使命を実感し始める時がきます。エジプトがヘブル人を殺すように命じ、彼も殺されかけたのですが、神の特別な助けにより、王の娘が拾い上げ、自分の子として育てさせるという不思議な形となりました。エジプトの学問を学び、進んだ文明の中でエリートとして育てられました。その中で、自分はイスラエル人だと気付いたのです。何かみこころがあって生かされているのではないかという思いを持つようになるのです。彼は、強いたげられているイスラエル人を救い出す器として使命が与えられているのではと思い、行動を起こすのですが、イスラエル人は理解してくれませんでした。エジプト人を殺したことがわかって命を狙われて、荒野に逃げて遊牧民として暮らすのです。2つ目のポイントです。神様からの人生の計画を成し遂げていくのは、自分の力ではできないということです。全うしていくためにモーセは、自分の力でやろうとした結果、さまざまなマイナス要因が現れてできない状況におかれ、人のいないところに逃げざるを得ないのです。そして、人と出会わない生活、40年間羊飼いをするのです。80歳の時、最も弱くされた時、神様がモーセを選ばれたのです。神様はモーセを遣わし、モーセは従うのです。3つ目のポイントです。神様は、神の力によって私たちの人生において用意しておられる神の計画を全うさせるため、私たちが弱くなった時にご自身の計画を示されたり、語ってこられることがよくあるということを覚えていただきたいのです。そして、4つ目のポイントです。すべてが益になるのです。エジプトから脱出したイスラエルの民は、男だけで60万人、女性、子どもを入れると200万人以上の人を率いなければなりませんでした。モーセは、40歳まで英才教育を受けることで、政治的なことを学びました。あとの40年で、羊飼いとして出エジプトした民をどこで休ませ、どのルートを通るかなど地理を叩き込まれたと思います。さらに、80歳ですから、一番動きの遅い方に歩調を合わせなければなりません。群れの中で一番力のない方に合わせるというのは、実に聖書的なやり方なのです。ちょうど用意ができ、準備ができた時、神様はモーセを選ばれて立たせていることが細かく見ているとわかるのです。モーセは、強い人の立場も、弱い人の立場もわかったタイミングで働きに就かされたのです。

 ぜひ、覚えていただきたいと思います。神様は、この時代に非常に大きな計画をお持ちです。この時代に生きている私たち一人ひとりも大きな計画を担うように導かれると思います。その際に、ぜひ神様の言葉に耳を傾けて頂きたいと思います。私たちの人生の中で神様が現そうとしている計画があることに気付くことができます。それを握って歩んでまいりましょう。